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2019年06月10日

妹夫婦とお遍路に行ってきました。ちょっと心残りが。「遍路」の俳句。

2019.06.06.

妹夫婦とお遍路に行ってきました。
ちょっと心残りが。
「遍路」の俳句。



先日は、妹夫婦とお遍路に行ってきました。



妹は2周めなので、今回は逆周りに進む「逆打ち」です。



都合のよいときに自家用車で回るという、
気ままなお遍路で、
いつもわたくしを誘ってくれるのですが、
わたくしもそのときの都合によって参加したり、断ったりという、
本当に気ままな楽しみです。



妹のご主人はとても気の利くよくできた人で、
車の運転はしてくれるし、
さりげなく飲み物やお菓子を差し出してくれるし、
決して、わたくしたち姉妹のおしゃべりの邪魔をしないし、
まるで、優秀な執事のようなのですよ。



札所に到着すると、
わたくしたちがおしゃべりをしながらゆっくりと歩いている間に、
ちゃあんと3人分の御朱印ももらってきてくれるのです。





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今回は2日間で7箇所の札所を回りました。



そのうちの1箇所は、
亡き母がわたくしたち兄弟姉妹の名前で、立派な大きな灯籠を寄付したので、
ぜひとも、それをもう一度見ておきたかったのです。



ところが、
周囲の風景もすっかり変わっていて、
灯籠も見当たりませんでした。



これには、本当にがっかりしてしまいました。






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気を取り直して、
お遍路道中を続けましたが、
ここで最大の危機が発生しました。



田舎の田園風景を楽しみながらおしゃべりに花を咲かせていたら、
突然、ガタンと車が止まりました。



義弟が車から出て様子を見て帰ってくると、
その顔はいかにも困ったようです。



細い道を通り抜けて、
小さな川を渡って、大きな道路に出るのですが、
車が大きいので、
前輪が橋から外れかけているというのです。



義弟はハンドルを握って、
額から汗を垂らしながら頑張りましたが、
二進も三進も行きません。



困り果てていると、
すぐ側にある小さな会社から人が出てきて、
話を聞いてくれました。



そのうちに、会社から何人も出てきて、
いろいろアドバイスをしてくれるのですが、
やっぱり、どうにもなりません。



すると、
高校を出たばかりのような若い男の子が勢いよく手を上げて、
「僕がやってみます」と言いました。



妹夫婦は「姉さんは車に乗っててね」と言い残して、
車から降りました。



運転席には若い男の子が座って、ハンドルを握り、
車の外からは「もう少しあっち」「あと何センチこっち」などという声に従って車を動かします。



わたくしは大きな車の後部座席に一人取り残され、
車があっちに揺れこっちに揺れするたびに、
座席や車の壁に手をやります。



もしも、車がこのまま川に落ちてしまったら、
狭い川に大きな車がすっぽり嵌ってしまって、
脱出不可能になるでしょう。



川の水かさはさほどでもないけれど、
車が川を堰き止めてしまったら、
車に水が侵入することは必至。



八十幾年も生きて来たとは言え、
わたくしだって、まだまだ死にたくはありません。



それが、こんなに若い親切な子もこんなことで命を落としてしまったとしては、
もうもう、なんと言うことでしょうか。



そんなことを考えると、
窓から外を見るのも怖く、
と言って、目をつぶってもなおさら怖くて、
本当に生きた心地がしませんでした。


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頭が真っ白になって、
冷や汗をびっしょりかいた頃、
やっと車が道路に出ることができました。



大勢の見物人から拍手が湧いて、
我らがスーパーマンが車から降りました。



妹夫婦もわたくしも何度も何度もお礼を言って、
無事に帰路につくことができたのです。



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あの思わぬ難所で、結局何時間かかったか、
時計を見ることさえ忘れていましたが、
双六で言えば、「3回休み」といった感じで、
予定した札所には行けずに帰ってきました。



「続きは今度にして、また一緒に行こうね」

「ありがとう、楽しみにしてるわ」

「あっ、そうだ。
助けてくれた会社の名前はなんだったけ?」

「あら、見てないし、聞くのも忘れたわねえ」



命の恩人に十分にお礼をできずに終わったことが、
今回のお遍路の一番の心残りとなりました。



本当に本当にありがとうございました。



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では、「遍路」の俳句をどうぞ。



遍路。(春の俳句)




振り向かぬ距離となりけり秋遍路

中村正幸



お遍路やちぎれさうなる地図広げ

前田攝子



鈴の鳴る杖を力に夏遍路

鷹羽狩行



リュックより犬が貌出す秋遍路

湯淺苔巌



束の間を鯉と遊べり遍路の子

武田幸子



明日雨の夕映ながき遍路みち

岡本眸



またひとり色なき風の遍路かな

岡崎るり子



かなしみはしんじつ白し夕遍路

野見山朱鳥



お遍路木槿の花をほめる杖つく

尾崎放哉



何か捨て何か拾うて秋遍路

川畑はるか



お遍路さんもすっかり様子が変わりましたね。



昔のお遍路さんは皆白装束で、
ときには野宿もするので、
背中には夜具や食器、煮炊きの道具などの入った笈や葛籠を背負って、
道ある限りはどこまでも歩きます。



家々の軒先で鈴を鳴らしてお経を唱えると、
必ずと言っていいほど、
家の人が出てきて、お金やお米などを施します。



また、軒先で雨宿りをしたり、
納屋で一泊したりする光景もよく見られたものです。







ところが、
今では、装束も上着と笠だけとか、自分の好きなように身軽に省略して、
しかも、バスや車で回るのが普通となりました。



そして、野宿する人はよほど酔狂な人と見られ、
普通は立派なホテルに泊まります。



道筋には外食の店もコンビニも多いので、
なんでも手軽に買えるようになりました。



そういう便利で手軽な時代なので、
またお遍路さんがブームになってきたのでしょうね。



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今回のお遍路道中では、
前回と違って驚いたことがあります。



それは、ひと目で外国人だとわかる人たちがおおよそ半数はいて、
彼らは皆、正式な装束を身に着け、
お参りも手抜きをせず、昔ながらに行っていることです。



そして、日本語の上手なのにも驚きました。



日本統治時代を知っている台湾の高齢者は、
現代の日本人が使わなくなったような美しい日本語を話すそうですね。



また、外国人が日本の伝統に憧れて、
優れた研究者になるのはもちろん、
杜氏や宮大工や僧侶になったりする人も増えています。



そういうことを考えると、
わたくしたちは日本の伝統の素晴らしさを見直して、
末永く継承していかなければならないと、
改めて思いました。



妹夫婦のお誘いにまた乗せてもらえるよう、
体力を高めておきたいと思います。




ではまた、ごきげんよう・・・





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posted by 八十路小町 at 22:59| Comment(0) | 観光 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする


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