「あなたの俳句を載せたいのですが」
と電話をかけてきたインチキ業者が業務停止されましたね
ピヨ子が送ってきたメールに
昨日のニュースがありました。
それによると、
消費者庁が怪しい会社に業務停止命令を出したそうですね。
その会社は、
中村美樹という41歳の男が経営するインチキなもので、
短歌や俳句を趣味をする人に電話をかけてきて、
作品を業界紙の広告欄などに有料で載せると勧誘した際、
偽名を使ったというのです。
実は、
わたくしも、この会社から狙われたのです。
もう何年も前、
まだ同人誌に投句していた頃のことです。
突然、知らない女から電話があって、
「八十路小町さんの俳句を●●という同人誌で拝見しましたが、
大変素晴らしく、感銘を受けましたので、
ぜひ、当社の書籍に載せたいと思います」
というのです。
わたくしの俳句はその●●という同人誌でも、
結構な評価を受けていたものですから、
ちょっと気分がよくなって、
ついつい話を聞いてしまいました。
しかし、よくよく聞いていると、
その書籍に俳句を載せるのに、お金がいるというのです。
それも、20万円だったか、30万円だったか。。。
「そんなお金ありません」
と、断ると、
「年金は?
じゃあ、特別に10万円でいいです」
というように、値下げしてくるのです。
ますます怪しくなってきたので、
「わたくしの俳句は単なる暇つぶしですから、
書籍になんぞ載せたくありません」
と、電話を切ってしまいました。
そして、すぐにピヨ子に報告したところ、
そういう詐欺は問題になっているとのこと。
「そんな素晴らしい俳句は、
書籍に載せさせてやるのに、
なんでお金なんか払わなきゃいけないの?
50万円くれれば載せてもいいよって、
言ってやればよかったのに」
ああ、
さすがにピヨ子は頭の回転が速いですね。
わたくしには、そんなことは思いつきもしませんでした。
ああ、悔しい!!
そのあと、
友人たちからも、そういう電話があったことを聞きました。
中には、
お金を払ったのに、
一向にその書籍だか雑誌だかを送って来ないと
憤慨している人もいたとか。
わたくしは騙されませんでしたが、
折りにふれて、思い出す度、
なんとも腹が立ってたまらなくなっていたのです。
ニュースによると、
2011年からの2年弱でさえ、
1千件以上騙し、
約2億円も売り上げていたそうです。
老人のお金を巻き上げるなんぞ、
断じて許せないですね。
絶対に逮捕して欲しいです。
それにしても、
同人誌は入手できるとしても、
そこに載っている名前から電話番号を割り出すとは、
その当時は、
なんでそんなことが可能なのか、よくわかりませんでした。
きっと、結社の中に、
名簿を売る悪人がいたのだと思っていました。
それもあるかもしれませんが、
電話帳やら、「住所でポン!」やら
色々な手段があったのですね。
いつの世にも、
悪い宗教やら、
悪質な詐欺やらにひっかかる人は絶えませんが、
これはまさしく、
人間の持つ
「褒められたい」「認められたい」
という弱みに漬け込んだものです。
わたくし八十路小町は決心いたしました。
誰にも認められなくったって、褒められなくったって、
自分は本当にやりたいことをやる!!
そう、夫に宣言いたしましたら、
目を白黒させておりました。
おっほっほ、
さあて、これから何をしましょうか。
美味しいおやつをいただきながら考えましょう。
ではまた、ごきげんよう。。。

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