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2018年05月17日

あれは「どうけし」だったのでしょうか?「罌粟の花」の俳句。

2018.05.14.

あれは「どうけし」だったのでしょうか?
「罌粟の花」の俳句。




わたくしの最近の興味はある空き地です。



買い物に行く道の脇にある、
小さな空き地ですが、
そこは四季の雑草が生えているので、
なかなか面白いのです。



もう結構長く空き地のままですが、
昔は人の背丈を越えるような草が生い茂っていたのが、
近年では、年に一、二度草引きの人が来ているということで、
生える草の種類がどんどん変わっていきます。



草木が好きなわたくしは、
雑草ではあるけれど、それを見るのが面白いので、
その空き地に差し掛かると、ついつい足を止めて観察してしまいます。




183_Papaver_dubium,_Papaver_radicatum_mo.jpg
Papaver dubium L., Papaver radicatum Rotth. Original Description A. Rågvallmo, Papaver dubium L. B. Fjällvallmo, Papaver radicatum Rottb.
≪Bilder ur Nordens Flora≫ Stockholm




さて、今年はその空き地は芥子が生い茂っています。



数年前にオレンジ色の花をほんの数本見つけたのが、
毎年増えていって、
今年は辺り一面がオレンジ色です。



これは「ナガミヒナゲシ」という種類のヒナゲシで、
見かけがいかにも大人しく可憐なのに、
実は、しぶとく性悪な危険外来種です。



というのも、
1粒の種から生えたケシは100個程度の実をつけ、
1
個の実には1,600粒程度の種が入っているので、
1粒の種が翌年には160,000倍にも増えるそうです。



小さな芥子粒は自動車のタイヤなどにくっついて、あっという間に全国に広がり、
そこの土やコンクリートの隙間に入り込むや、
ちゃっかりと根付いて、花を咲かせ、
そして、また種を撒き散らします。



さらに、極悪なことには、
その根と葉からは周辺の植物の生育を強く阻害する成分を含んだ物質が生み出されて、
自分たちだけが蔓延るという仕組みなのです。





ナガミヒナゲシ / 国立環境研究所 侵入生物DB

アーカイブされた 2017年5月7日 18:32:16 UTC

画像をクリックすると拡大されます。

国立環境研究所 侵入生物データベース




非常に危険な外来種にも関わらず、
まだ、特定外来生物には指定されていないということで、
その対策は遅れてしまっているということです。



このナガミヒナゲシは蕾がつくと、
あっという間に花が開き、
またあっという間に実がなるので、
そして、それが次々と起きるので、
花がつく前に抜いておかなければなりません。



なぜなら、
花がついてからでは、手で抜くことで、
もう実が出来ている茎を刺激して、
逆にそこいらに種を巻き散らかすことになってしまうからです。







nbjh7_mo.JPG






空き地には、
中年女性と高齢男性がしゃがんで、
一生懸命になにやらしています。




近づいて見れば、
せっせと、ナガミヒナゲシの花と実のついた茎だけを、ポキポキと折っては、
せっせとゴミ袋に入れているのです。



もう、こんなに花が沢山咲いていて、
実も沢山成っているので、
茎をいちいち折っていては、後手後手ですね。



せめて、ゴミ袋を被せて
根元から一網打尽に引っこ抜けば、
まだ効率的かもしれません。




ty897_mo.JPG





そして、
また数日経って、その空き地を通りかかったところ、
緑の葉と茎が茂ったままの側に、
パンパンにふくらんだゴミ袋が2個置かれていました。



それから何週間も経っても、
その光景は変りません。



そして、つい最近、
他の雑草はそのままで、
ナガミヒナゲシだけが消えて、
ゴミ袋が3個になっていました。



このゴミ袋は放置しておけば、
放火されたりするので、大変危険です。



このところ、不審火による火事が増えていますからね。



心配していたら、
やっとゴミ袋が消えて、
あとには、ナガミヒナゲシ以外の雑草が伸び伸びとしていましたとさ。




tyr56_mo.JPG






ナガミヒナゲシを抜くのなら、何故、一緒に他の雑草も抜かないのでしょうか?



なんとも謎の二人組です。



その話を友人にすると、
「まあ、それって、まるで道化師ね」
と言うのです。



わたくしが「えっ?どうけし?」
と聞き返すと、

「うふふ、ケシをただ動かしただけだからよ」

「なるほど、動芥子なのね」

「来年はどうなるかしら、楽しみね」




jhui67_mo.JPG




では、「罌粟の花」の俳句をどうぞ。



罌粟の花の俳句。1

俳人1号のチャンネル



けしの花見てゐるうちは散らざりし

加舎白雄



葵より芥子より赤き金魚かな

野村喜舟



芥子も人も疲れ夕月色となる

阿部みどり女



縫とめぬ糸のよはさや芥子の花

りん女



僧になる子の美しや芥子の花

小林一茶



芥子咲いて其日の風に散りにけり

正岡子規



太陽へゆきたし芥子の坂を登り

和田悟朗



散るほどに立つ夕風や芥子の花

飴山實



白罌粟も五月の雲もまぶしさよ

水原秋櫻子



罌粟の花左様に散るは慮外なり

夏目漱石



やっぱり、罌粟の花は美しいですね。



ハラリと散ってしまうので、尚更そう思うのでしょう。



でも、いくら綺麗でも栽培してはいけないケシがあります。



アヘンが採れるから栽培してはいけないケシと、
栽培してもよいケシの区別を調べてみました。



葉の付き方、茎の毛の有無、実の形などで見分ければいいそうです。



詳しくはこちら。

東京都健康安全研究センター ≫ 不正なケシの見分け方







ではまた、ごきげんよう。。。



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posted by 八十路小町 at 22:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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