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2020年04月03日

昨日は夫の「百か日」でした。「哭く」の俳句。

2020.04.02.
昨日は夫の「百か日」でした。
「哭く」の俳句。



今日は夫の百か日忌でした。

昨年の12月25日に夫が亡くなってから、
早くも百日経ってしまったということです。

それは、突然の、あまりも突然のことだったので、
色々な手続きや行事をしながら、
ただただ流されるように一日一日を過ごしてきて、
気が付いたら、百日も過ぎてしまっていました。



わたくしの家は夫が長男なので、
立派な仏壇があって、その御守をずっと続けてきましたが、
夫の母と弟妹全員が空襲で亡くなって、その関係の付き合いがなかったのと、
仏事については夫が全て取り仕切っていたので、
わたくしは「はいはい」と従うばかりで、深く考えたことはありませんでした。

ところが、突然、喪主という立場になり、
どこか他人事であったことが、自分の現実となって降りかかり、
その煩雑さに混乱してしまいました。





改めて調べてみると、
年忌法要はこんなに沢山あるんですね。

〇 開蓮忌(かいれんき)・・・亡くなって三日目

〇 初願忌(しょがんき)・・・亡くなった日を含めて7日目

〇 以芳忌(いほうき)・・・亡くなった日を含めて14日目

〇 洒水忌(しゃすいき)・・・亡くなった日を含めて21日目

〇 阿経忌(あぎょうき)・・・亡くなった日を含めて28日目

〇 小練忌(しょうれんき)・・・亡くなった日を含めて35日目

〇 檀弘忌(だんこうき)・・・亡くなった日を含めて42日目

〇 大練忌(だいれんき)・・・亡くなった日を含めて49日目

〇 卒哭忌(そっこうき・そっこくき)・・・亡くなった日を含めて100日目

● 一周忌・・・一年目の祥月命日(しょうつきめいにち)

● 三回忌・・・二年目の祥月命日

● 七回忌以降・・・七回忌・十三回忌・十七回忌・二十五回忌・三十三回忌・五十回忌・百回忌





そして、今日は「卒哭忌」ですが、
儒教で「哭くことを卒業する」時期と定めたということで、
もうそろそろ嘆き悲しむのは止めて、新しい気持ちで生きていきなさい、
という意味なのだそうです。

夫が突然になくなってからの慌ただしい日々、
娘のピヨ子が行ったり来たりして付き添ってくれて過ごしてきた日々、
思い返せば、それほどメソメソ嘆き悲しむ暇はありませんでした。

「四十九日」が済み、そして「百か日」が済めば、
あとは「新盆」、「一周忌」ですから、
なんとなく一休みという気持ちです。

ほっとすると同時に、気が抜けて、
やたらに疲れを感じるようになりました。

そういう時期だからこそ、儒教の知恵で百か日目に「卒哭忌」を定めたのですね。

因みに、
「哭く」は声を上げて嘆き悲しむこと、
「泣く」は涙を流すこと。

ですから、「泣く」ことを卒業する必要はないということです。





今日は本当は、ピヨ子が帰ってきてくれるはずだったのですが、
今は新型肺炎が大流行していて危険なので、
際になって夜行バスをキャンセルさせたのです。

一人でいることは不安で寂しいことですが、
夫に続いて娘までも失ってしまってはいけませんからね。

ピヨ子は代わりにと、パンやケーキやクッキーを沢山焼いて送ってくれました。

わたくしは御霊供と一緒に、それをコーヒーと共にお供えしました。

そして、写真の夫に向かって言ってやりました。

「こんな美味しいものを食べられないなんて、残念ねえ」

それでも、写真の夫は嬉しそうに見えました。



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では、「哭く」俳句をどうぞ。


卒哭の身に秋風の砂丘あり
有働亨


戦とほし墓洗ふ妻もう哭かず
鈴木公二


哭きに出て夫の匂ひの夜の新樹
関戸靖


喪の衿の哭くほかはなし菊抱きて
都筑智子


蝉鳴くごと哭くは父の死以来なし
原子公平


葬人の歯あらはに哭くや曼珠沙華
飯田蛇笏


汝もわが弔辞に哭くやつばくらめ
古舘曹人


卒哭の遠ひぐらしのふと近み
伊丹さち子


たかんなに狐雨くる卒哭忌
青木重行


骨壺を押せば骨哭く花の夜
照井翠


哭く人を笑ふ遺影や夜の長く
辻桃子


妻哭くな饐えるよ飯も脳味噌も
瀧春樹




「『泣いて悲しんでも亡くなった人は絶対に帰ってこないんだから、
前を向いて歩いていきなさい。それを亡くなった人は望んでいるんですよ』

主人が亡くなったとき、お坊さんがそう言ってくれたのよ」

もうずっと前にご主人を亡くした友人がそう言ってくれました。

それはもう本当に分かり切ったことなのですが、
それがまたどんなに大変なことなのか、
自分がその立場にならないと分からないものですね。

長い間一緒に人生を歩いてくれた夫に感謝しながら、
わたくしたちは前を向いて歩いていこうと思います。


ではまた、ごきげんよう・・・。










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posted by 八十路小町 at 23:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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