季節外れですが、
「マテガイ捕り」の動画を楽しみました。
「馬蛤貝」の俳句。
11月も残り半分になって、昼間は暖かでも朝晩は寒くなってきました。
自転車で転んでまだまだ無理は出来ないわたくしにとっての楽しみは、
炬燵に入ってぬくぬくと見るインターネットです。
テレビを捨てたわたくしにとって、
インターネットの動画、特にYouTubeは一番の情報源です。
テレビと違って、時も空間も超越して、古今東西のことが居ながらにして見られるのですから、
こんなに楽しいことはありません。
先日は偶然に面白い動画を見つけて、
すっかり見入ってしまいました。
それは、マテ貝採りの様子を撮影した動画です。
2018 マテ貝採りは病みつきになるくらい楽しい♪(^o^)ノ
わたくしが生まれ育った場所は海辺で、
しかも遠浅の大変綺麗な浜辺でした。
古い埋め立て地だったので、
広大な水田地帯で、お百姓さんが多かったのですが、
季節が来ると、浜で貝を採るのが普通でした。
アサリ、ハマグリ、オオノカイ、トリガイ、マテガイなど、豊富な種類の大量の貝が採れました。
それらの貝を女子供が採って、毎日の御膳に乗せたり、沢山採って売って小遣い稼ぎにしたりもしたものです。
わたくしの育った本家では、貝をおかずに採ってこなくても、十分な食材があったのと、
わたくしが貝の内臓の部分がどうにも好きにはなれなかったので、
わざわざ貝を採りに行くことは少なかったですね。
ただ、わたくしが友達と遊びがてらに浜に出て貝を採ったり、
貝掘りのアルバイトをして帯を買ったりしたくらいです。
貝を食べること自体は好きでなくても、
貝掘りはとても面白かったです。
特に面白かったのは、動画にもあるように、マテ貝掘りです。
マテ貝は特に磯の香が強く、
好きな人にはそれがまた堪らないのだそうです。
焼いたり、煮たり、みそ汁に入れたりします。
先に針金を通して吊るし、干物にもします。
好きな人はそれを齧りながらお酒を飲んだり、子供はおやつにもしたりしたものです。
わたくしはマテ貝が好きでないので採りませんでしたが、
その様子を見るのは大好きでした。
干潟に貝の穴を見つけたら、
そこが貝の巣なので、
そこいらに塩をパラパラ振りまきます。
そして、大人も子供もその周囲をドンドコ走り回ります。
すると、砂の中に潜んでいる貝が潮を吹くのです。
それを見つけるやいなや、
細い棒の先にブリキを切って巻きつけたヘラのような物を差し込んで、
貝を採るという段取りです。
貝採りの棒は各人が試行錯誤した自慢の作です。
YouTubeの動画に走り回るのは見当たないので、嘘か冗談かと思われますが、
本当のことなのですよ。
さあ、今でもあの地域では走り回っているのかどうかは分かりません。
ああそうだ、今度友人に会ったら聞いてみましょうね。
実は、マテガイ採りに走っているかどうか、それ以前に、
川の上流にダムが出来て、お陰で洪水が減った代わりに、
土砂の流れが変わってしまい、
浜の遠浅の面積が減少しつつあるそうです。
地元では、豊富な生き物を保護しようという運動が起きています。
災害の少ない、美しい自然、
同時に叶えることはなかなか難しいことですが、
人間の叡智で、美しい日本の姿を永遠にとどめてほしいものです。

では、季節外れですが「馬蛤貝」の俳句をどうぞ。
馬蛤貝(いろいろ俳句)
俳人1号のYouTubeチャンネル
馬刀貝やねたみもそねみも釜茹でに
平田栄一
馬刀突の子の針金にひつかかる
奥田節子
馬刀貝の潮にさか立ち砂の中
秋田蓬午
岩の間の忘れ潮なり馬刀貝をつく
松下八重美
馬刀串にあはれは馬刀のちから哉
加舎白雄
馬刀掘の背に気長さの窺はる
宮津昭彦
馬刀突きの砂にたちまち春の雪
山尾玉藻
帰るのは馬刀貝の穴友いるか
鶴濱節子
馬刀貝掘ると行きし人々霞みけり
木津柳芽
お手玉のやうに馬刀貝もてあそぶ
望月一美
昔から、マテ貝は貝の仲間でも、特別な思いでみられていたことが、よくわかりますね。
YouTubeと俳句で、懐かしい時代に帰って、
心身共に若返ったような気持ちになりました。
冬の間に足を完全に治して、
春になったらまた外出を存分に楽しみたいと思っています。
ではまた、ごきげんよう・・・。
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